田代島の猫。

ひとつ言ってしまえば、
いろいろ出てくる、言えなかったいろいろ。


●4月4日:震災後、初めて島に行きました。
まだ石巻本土がフツーにこういう時、、

「ひとりじゃ怖いから。」と、
前日の七ヶ浜ボランティアで知り合った、、
某研究者さんを誘って2人で上陸。
某研究者さん、、
これまで災害写真ばかり撮り続けたカメラで猫撮ってました。

あの時、島で聞いたここだけの話、、、
ほんとは猫えさ、十分に行き渡ってなかった。


●4月10日
猫えさを持って2度目の上陸をしました。
ここでの大失態、、、
持ってきた猫えさが重すぎた。(あほ。)
猫えさ詰めた段ボール、、
我が家から専修大までは黒VOXYで運ばれ、
テント泊した翌朝、

専修大から船着き場までは自転車載せた奈良ナンバーで運ばれ、、
船着き場では網地島ラインのおにいさんが、、、

だから、私が実際に手に持って歩かなきゃいけなかったのって、
たったひとり、島に着いてからだったんだよね。
そしたらどうだ。
持ち上がらないじゃないか(笑)
しかもー、、、
心優しき島民さんに「その辺にある台車使っちゃえば?」とステキな言葉をいただき、
ラッキー♪と思いつつどなたのかわからない台車をちょっと拝借してたら、
両手いっぱい配給物を持って歩いてる島民さんに遭遇。
「まさかこれおじさんの台車ー!?」
と聞いたら、
「んだー!ねぐなったがらびっくりしたんだー!!」
って。
あーーーーーん、ごめんね、おじさん(>_<)
危うく『窃盗』の前科がつくとこでした。
(ちなみに、この時も網元かーさんは私の隣でにやにやしてたw)


私が持ってった猫えさ荷物は右側の段ボール。

左側のは事前に「送ってあげて!」ってお願いしてた東京のゆきさんからのやつ。
当時、私も自分で物資の仕分けしていて気になってたんだけど、
おとーさんとおかーさん、、
やっぱり猫用とニンゲン様用の缶詰の区別がつかなかったみたいで、
たまに、あーだこーだ、言い合いになってたらしい。
「これはおれんだべ。」
「ちげ。よぐ見ろ。ねごの絵かいであっぺ。」
そう、缶詰なんて特に『猫の絵』がポイント(笑)

猫は自分のちゃんとわかるみたいだけど、
ニンゲンのみなさんは気をつけなきゃね(・∀・)